2016年08月19日

コンパクトシティなんて、ユートピアみたいなもんだろう

【コンパクトシティ】

この言葉、聞いたこと、ありますか?
国土交通省も、わりあい、この考え方を後押ししており、
いくつかの市がこの考え方を推進しようとしております。


地方ローカル都市では、
コンパクトシティは人気のある考え方のようです。




ひらたくいえば。
人が暮らしていく「市街地」を絞りこみ、
そこを重点的に活性化させていきましょう、
という考え方のまちづくりです。




日本全国のローカル都市では・・・
中心市街地がさびれていく一方、
郊外に大規模店舗などが立ち並び、
車社会を前提とした郊外発展が顕著に進んで、
いわゆる「ドーナツ化現象」が起きている、と。




少子高齢化が進む我が国においては、
膨張する郊外発展には歯止めをかけ、
人の暮らしを中心地に集中させていくことで、
電気水道などのライフライン等々の整備も効率よく運営し、
徒歩での近接で様々な店舗にも行けて、
車に頼らなくても暮らしていける、
高齢者にやさしいまちづくりを推進していこう、と。




少々荒っぽいですが・・・
ざっくり言えば、こうした考え方が・・・
コンパクトシティ、です。



具体的に、どうなるかっていうと・・・

市街化区域をなるべく絞りこんでいき。
市街化調整区域を維持していく、という流れになります。



市街化調整区域は、建築が抑制されるエリアです。
なるべく新規建築を認めないエリア。

それが市街化調整区域、です。
これは昭和46年にはじまっています。






コンパクトシティねえ・・・





このブログは、しょせんは零細工務店のおやじのつぶやきだから笑
はっきり言おう。



コンパクトシティ・・・
ふん。
くだらん考えだ。



こんなもんは
俺に言わせれば。。。
ユートピア、
みたいなもんじゃねえか(爆)




★ユートピア★
ユートピアとは、
イギリスの思想家トマス・モアが1516年にラテン語で出版した著作『ユートピア』に登場する架空の国家の名前。
「理想郷」(和製漢語)、

「無何有郷」(無何有之郷とも、『荘子』逍遙遊篇より)とも。

現実には決して存在しない理想的な社会として描かれ、
その意図は現実の社会と対峙させることによって、
現実への批判をおこなうことであった。
(以上、ウィキペディアより)



トマス・モアのユートピア↓

コンパクトシティなんて、ユートピアみたいなもんだろう





本気で「コンパクトシティ」を目指すのなら・・・
それってつまり具体的に言うと・・・

行政が決めた市街化区域内に、
 みんな集まって暮らしてね」
ってことでしょうが。





本気でこんなものを推進したいのなら、
はっきり言えってんだ。


市街化調整区域には、住むな暮らすな、と。
もっと言うと、市街化調整区域に住んでるひとは、
とっとと出て行って、市街化区域内に移住しろ、と。



さらに言うならば・・・
あなたのふるさとは、コンパクトシティの概念から外れました、
だから移住してください。

はっきりそう言えばいい。



市街化区域内に移住するためのコストもいくらか行政が負担しましょう、と。



そこまで言わなきゃ、中途半端な理想論でしかねえよ。

そのぐらいの覚悟でやんなきゃ・・・
「コンパクトシティ」というユートピアにはたどり着けません。





だけど、こんなこと、
地方都市は財政ひっ迫してるわけで、
できるわけがねえんだよ!





コンパクトシティか・・・
これが人口減少社会に対応した都市政策の柱だという。




ユートピアってのは、
存在しない理想郷のことだぞ(笑)





コンパクトシティなんて、まさにユートピア、にしか俺には聞こえねえなあ。





ま、いいけどね。。。


俺の仕事は、
目の前に現れたひとりひとりの施主に、
いい家がつくれるよう、全力を尽くすのみ、だから。。。


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Posted by おかもと社長 at 00:13│Comments(0)読書ひとりごと
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