2017年05月24日

117番とリカちゃん電話

さっき、ネットニュースで。

マツコがやっている「月曜から夜更かし」のなかで、
電話の時報ダイヤル117番を知っているか、というのを取り上げたところ。。。

今の若い人たちは、
117番を使う意味が分からず、
まったく知らない、と。



そりゃあ、そうだ、需要がない。
昔は腕時計の時刻合わせするときなんか、117番はじつに便利だったが。。。

今はそんなことをする必要がない。

若い人たちが「これにかけることってなくない?」という声をあげるのは当然だわな(笑)




ただ、その後に異変が起こる。


テレビを見た人が、
117番に電話しまくり、
回線パンクになった


というニュース(笑)





このニュースを見て、ふと思い出しました。



これは、まだあるのだろうか??、と・・・






そう、、、、





リカちゃん電話









ううう・・・かけたい・・・
どうしてもかけてみたい・・・




その欲求は抑えることができず、かけてみました(笑)




明るい楽しげな音楽が流れたあとに、

可愛らしい女の子の声で

 こんにちは!リカです!
 5月といえばあなたはなにを思い浮かべる??♡
 5月2日はリカの誕生日!♡ ・・・云々


リカちゃんって、5月2日が誕生日だったのか・・・知らなかった(笑)





ん????
電話では5月2日が誕生日って言うてたぞ!笑







ま、それはともかく。笑


リカちゃん電話は残っていたかあ・・・

なんかちょっとほっとするなあ(笑)


YouTubeなんかを小さい子供さんでも見る時代だ、
わざわざ電話して声だけを聞く「リカちゃん電話」は、
117番同様、需要がなくなってしまっていても、
おかしくはない。






考えてみたら・・・

昔は必ずあった、コンビニ前の公衆電話も、ないところが増えたなあ。




昭和のころは、駅を降りたら、だだーっと電話ボックスが並んでいたもんだ。





電話ってのも、ひとつの「文化」だと思うが。

これひとつとっても、大きく違ってしまった、、、ということなんだろうな。



以上、つまらない雑感つぶやきでした(笑)

  


Posted by おかもと社長 at 15:10Comments(0)映画・TV・お笑い

2017年05月23日

日本の住文化とソファについて

本格的なイタリアデザインを実現したソファ。

formax というブランドの会社が販売してるソファがあるんですが。


これが、まあ、じつにイイ感じでして。





(写真はformaxホームページより拝借)


東京表参道、大阪、名古屋、福岡にショールームがあります。



少々、値は張りますが、モノはたしか、です。




靴を脱いで家に入る文化を持つ、日本の住宅において。

ソファという家具は、なかなかに難しい家具です。


日本の住文化は、椅子に座る、でなく。
床に座る、という側面があるからです。




しかし、快適空間をつくって、心地よい「本物ソファ」を置くと。。。

それは、なんともいえない居心地のよさ、を生むのです。



これから家づくりをお考えの方、

本物の「いいソファ」にも、どうぞたくさん触れていただきたいものだ、と思います。

  


Posted by おかもと社長 at 11:37Comments(0)家具照明インテリア

2017年05月23日

ビジョンを持つことの大切さ

この通りなんです。




まず、ビジョンを描かなきゃ、ダメ!  


Posted by おかもと社長 at 10:00Comments(0)ひとりごと

2017年05月21日

アジアン家具の世界

アジアン家具、というのも、独特のジャンルです。


代表素材は、なんといっても、

ウォーターヒヤシンス



東南アジア水草の一種で、アジアン家具の王道、ともいえる素材です。




とても丈夫でササクレなども出来にくいのが特徴。

家具として使用する場合などは
ボリュームのある手編み仕様になるので、
時間と労力がとてもかかります。

天日干し乾燥と防虫加工を繰り返した後、
ロープ状にして三つ編みにする作業は熟練した技術が必要。

(写真と解説文/クワイエットアワーズ より)





これはこれで統一すれば・・・

独特のラグジュアリー感が味わえます。





こちらは、バリのフォーシンズホテル。









どうです、この雰囲気。



寒冷地・長野において、
これとまったく同じことをするのは難しいけども(苦笑)






しかし、インテリアエッセンスは、とても勉強になります。



この世界も、、、かなり奥が深いなあ。。。

  


Posted by おかもと社長 at 16:57Comments(0)家具照明インテリア

2017年05月20日

うちの会社近くの蕎麦店、3つ紹介します。

昼に蕎麦を週に一回は食う、というのが習慣になっております。


会社近くにお薦めの3店、ご紹介。

うちの会社にお昼前に打ち合わせなんかで来られることがあったら、
ぜひ一度、立ち寄ってみてくださいな!




うちの会社から歩いて行けます、
「手挽きそば 蔵之内」さん。
(高田391-4)



シンプル。つるっとした喉越し。

人気店で、お昼時はいつも行列になっています。

塩がつくんですけど、塩だけをちょっとつけて食べてもうまい。

そばそのものの味がいいんでしょうねえ。








もうひとつ、行きつけの店が
「山喜屋」さん。
(鶴賀七瀬中町81-1)

ボイルの目玉焼き(目玉揚げ?)がつく、ざる定食、で有名なお店。



量が多めなんですが、満足度高いです。

素朴な感じがいいんでしょうねえ。

ここは、一本100円のおでんもおいしいです。










そして、もう一店、こちらは市役所前です、
「手打ちそば処 飯綱」さん。
(鶴賀緑町1602-2)

ここは「そば定食」がお薦めで。

ハンバーグなどの創作洋食おかずがつくんですけど、
これがうまいんです。

そばの量は、少々抑え目なので、女性も食べやすいボリュームか、と。

そばもみずみずしくてうまい。











弁当がない日は、たいてい「蕎麦」になりますね。

この3店をぐるぐると回転させている、といった感じです(笑)

今日のおひるは、蕎麦の予定。


んー、どこにするかなあ??笑
  


Posted by おかもと社長 at 11:07Comments(0)

2017年05月18日

前川國男邸

前川國男(まえかわ くにお/1905年 - 1986年)

日本のモダニズム建築の旗手と呼ばれた建築家です。



東京都小金井市の江戸東京たてもの園、で前川邸を見ることができます。
(移築されて、そのまま再現されているそうな)


どうです、この雄大なフォルム。





今でいうところの「ロフト」が採用されています。




今でいうところの「吹き抜けリビング」になっているのですが。
今との一番の違いは、ダウンライトがないこと、です。

天井に照明がついていないのです。

この建物が設計されたときには、ダウンライトはなかったからです。
ピンスポット照明、もありません。

凝った照明計画ではありません。
じつに素朴な照明配置。








照明に頼らず、自然の陽の光を入れる。

陽の光の陰影が、差し込んでくるよう、建具が設計されて。






個人的には、この書斎が一番すきです。







見に行ってみるかな・・・





  


Posted by おかもと社長 at 19:34Comments(0)名建築・いい感じの建築紹介

2017年05月17日

脱皮できない蛇は死滅する

商売においては。

次のシンプルな質問に答えなくてはいけない。


だれに
なにを
いくらくらいで
どうやって
売りたいのか?


提供する商品・サービスは、
ヨソにはないものか?
もしくは、ヨソよりも優れているか?

それはお客目線で優れているか??





シンプルだが。

これにスラスラと答えるのは、意外と難しい(苦笑)





しかし、答えなければいけない。





このシンプルな質問に答えるには・・・


自己分析して、つよみと弱みを整理し。
どうしたらつよみが伸ばせて。
弱みの克服には、どのようなことが必要で。




社会のトレンドや空気感もとらえておかねばならない。
商売というのは、お客あって、のもの。
世間様から大きくズレてしまうと、お客にそっぽを向かれる。



しかし、、、、
お客に「あっ!」と言わせるものでないと新鮮味に欠ける。


お客が「あっ!」と驚くようなものが、、、
いわゆる大ヒット、を生む。



それは「賭け」ともいえる。

世間にこれまでないようなもの、
常識を覆すようなもの、
そういうものにたいして、
お客は「あっ!」というものだ。


一見、世間からズレているようにも見えるから、
提供する側には勇気が要る。









住宅業界は地味な業界なので(笑)

そんなド派手なことをやるつもりもないけれど(笑)






勉強して、新しい挑戦はせねばならない。





社会は移り変わる。


社会が変化しているのに、会社だけは変化しない、など、ありえない。





ドイツの哲学者、ニーチェは次のように言いました。

脱皮できない蛇は死滅する。









ニーチェ先生のおっしゃる通りです。



  


Posted by おかもと社長 at 11:27Comments(0)ひとりごと

2017年05月15日

度肝抜かれました(笑)

ある人に聞いて、写真を見て、驚いたのですが。。。


こちらの写真は、愛知県西尾市にある「ブルーノ歯科」。







いや、これは・・・驚きました。




屋根を地面すれすれまで。





あえて設計事務所さんがどちら様なのか?、までは調べませんでしたが。



これだけ大胆なことをする建築物・・・

久しぶりに見ました。




  


Posted by おかもと社長 at 19:34Comments(0)名建築・いい感じの建築紹介

2017年05月14日

もうすぐ夏

今日の長野市内、暑かったですな。

あとちょいで、夏がやってきますよ(気が早すぎる笑)



この写真、みてください。

キンチョーのCMからのワンカット。






縁側があって。

みなで昼下がりにスイカを食べています。

葦簀もかかってますね。

アルミサッシではなくて、木枠の窓です。

基礎の高さをカバーするために沓脱石が置かれて、
長澤まさみは、縁側に腰かけて石に足を置いています。

物干し竿もみえますね。



こういう家はエアコンに頼らないので・・・

夏は窓を開けはなしますから、
虫がいっぱい寄ってくるのでしょう。

そこでキンチョー「虫コナーズ」がぶらさがる、、、と(笑)





虫コナーズはともかくですな(笑)



今、こういう家が減っているのです。

少なくとも、新築でこういう家をつくる会社がありません。
(先日、トトロの家、でも触れましたが)




こういう家が減っていくことが、ほんとうに正解なのでしょうか。




考えても考えても・・・僕にはどうもわかりません。

なんともいえないモヤモヤ感・・・





あ。たまたまね。

今日は、キンチョーCMを動画で見ることがあって(どんなたまたま、だよ笑)



それで、このCMを思い出したので。

触れてみました(笑)











  


Posted by おかもと社長 at 18:07Comments(0)映画・TV・お笑い

2017年05月11日

パーケットとヘリンボーン

床は、ふつうはまっすぐに張るのですが。

特殊な張り方もあります。


パーケット

真四角正方形のブロックみたいにやる、張り方。





(写真は参考画像です。うちの施工例ではありません)


パーケットはまだやったことがないんです。

いっかいやってみたいんですよねえ。。






もうひとつ、こっちは名前をご存じの方、多いでしょう。

ヘリンボーン

魚の骨、みたいに張っていくんです。





(こちらの写真も参考画像です。うちの施工例ではありません)

※施工実例写真がないのですが、ヘリンボーンは一度やったこと、あります。




床も、遊び心を入れるとおもしろくなります。

  


Posted by おかもと社長 at 12:00Comments(0)建材・パーツ

2017年05月08日

ZEHとトトロの家

これは、モリコロパーク(愛知県長久手市)にある、

トトロの「サツキとメイの家」の再現施設です。

大人気なのだそうです。








昨今は、ZEH(ゼロエネルギーハウス)が最先端住宅、ということになっておりまして。

高断熱高気密化されて、夏涼しく冬暖かい、それが「高性能住宅」ということになっております。


たしかに。

それは省エネ住宅、ということで、時代にもマッチしているのでしょう。



2016年より、BELS表示表示制度もはじまりました。

建築物省エネルギー性能表示制度。

星★~★★★★★で、5つの★で評価書が発行されます。

5つ★が、最高性能で高性能住宅、ということになってまして。



BELS★★★★★は、空間工房の家も昨年取得済みで、

あとは太陽光発電システムさえ搭載すれば、ZEHになります。



先日、ZEH説明講習会も受けてまいりました。

国土交通省も「高性能住宅の普及にご理解ください」ということで。。。

われわれ建築業者にぜひZEHに取り組んでください、とおっしゃっております。


ZEHは、高性能住宅だから、です。
















話を戻します。

サツキとメイの家は、大人気なのだそうです。



囲炉裏がみえますね。

ここで火を焚く。食事する。家族で団らんをする。


夏は涼しそうですね、風通しもよさそうだし。

冬は・・・寒いだろうなあ・・・



でも、結露の心配はないですよ、

だってスキマだらけの家だから、
結露なんかしないんです。




寒けりゃどうすりゃあ、いいんだ??

ストーブ焚けばいい。
高気密じゃないから、安心してストーブが焚けます。




それでも寒ければ??

あ、囲炉裏に炭をくべて火を焚けばいいんだな。
高気密住宅じゃないから、安心して火を焚くことができる。




それでも、まだ寒さを感じるなら・・・

半纏を着て。
熱燗でも飲めばいいんだよな!笑







囲炉裏は難しくても(そもそも現代人が使いこなせない笑)・・・



サツキとメイの家みたいなレトロ感あふれる家を・・・
高性能住宅で建てたら、どうなるんだろう??





やってみたい・・・笑

  


Posted by おかもと社長 at 13:22Comments(0)家づくり設計

2017年05月06日

男前インテリア

ウッドワンさんと先日、商品勉強会をやったんですよ。

なかなかにユニークな商品群で。



男前インテリア


去年あたりから、少しづつ広がっていった言葉なんですけどね。


オープンタイプのフレームキッチンが昨年秋にリリースされて、
じわじわと人気が出ているそうな。






なるほどねえ。わかる気がする。







で。

「無垢の木の収納」ってのもリリースされてまして。

完全オープンタイプのシンプル収納なんですよ、これ。



無垢の木の収納は、
ハコモノ、タナモノ、カナモノを
自由に組み合わせてつくる収納です。
(ウッドワンHPより)








うーん、考えましたなあ。

思いつくようで、思いつかない(笑)

ちょっと感心しました。


これは若い人たちに、ウケるような気がいたします。


(今日はウッドワンさんのまわしものみたいな記事になっちまったな笑)



  


Posted by おかもと社長 at 14:53Comments(0)家具照明インテリア

2017年05月04日

モーエンセン自邸

ボーエ・モーエンセン(1914-1972)

デンマークの家具デザイナーです。


この椅子が有名です。

「スパニッシュチェア」




革の座の下がベルト締め。

革がゆるんだら締め直せる。

貴族階級のためのクラシック家具から着想を得てデザインされたといわれております。



なんか、いいすよね。



で。



このモーエンセンの自邸がこちら。





なんか、暖かみがあって。


日本人にも、どことなくしっくりきませんか?


というか、日本の家じゃないんだけど、なんとなく「なつかしさ」すら感じません?





これが、北欧建築のおもしろさだなあ、って不思議な感覚にとらわれます。




  


2017年05月03日

佇まい、という言葉。

最近になって。


 佇まい


この言葉がすきになりました。



住宅、とも違う。

家、とも違う。

ハウス、とも違う。


ましてや、
デザイナーズ住宅、なんて言葉とはまったく違う(笑)




年をとったせいかもしれません。笑




長野は門前まちです。


善光寺周辺は、情緒あふれる街並みです。





最近、善光寺周辺では、

古い住宅をリノベした、カフェ、ケーキ屋さん、パン屋さんなどがたくさんあります。





最近ね・・・
50前のおっさんである私が(笑)
善光寺周辺の「カフェ巡り」にハマっております(爆)






最近の趣味は「カフェ巡りです」って、
恥ずかしいから言えない笑
(50前のおっさんだから)







ほんまにね・・・すっごいいっぱい発見があって。

めちゃめちゃ勉強になります。





佇まい、という言葉にぴったりだな、と思ったのが。。。


善光寺そばの「粉門屋仔猫」さん。

自家製パンがおいしい、と評判のお店でもあります。



(粉門屋仔猫さんのFacebookページに載っていた写真を拝借しました)



素直に思いました、

素敵だな、、と。




建築のプロとしても、俺は負けてるのかもしれない、と思ったほどです(苦笑)








最近の住宅業界では・・・

オサレでかっこいい家

が流行です。




空間工房も、そういうのを目指して走っていた部分があります(笑)



だけど。。。。。。





去年くらいから、少しづつ・・・少しづつ・・・

変わってきました。




この心情の変化はうまく説明できません。






うまく説明できませんが。


あえて言うなら。



 オサレ疲れ




といったところやろか?(笑)




読者に単純にお聞きします(笑)


オサレな空間で
オサレな服着て
オサレな飲み物飲んで
オサレな食べ物食べて
オサレな時間を過ごす ・・・・・・



疲れへんか??笑








住まいは日常を過ごす場所、です。



肩の力を抜いて、
自然体で素直に家をつくることこそが。
それが「いえづくり」なんとちゃうやろか?








それでも僕は、美しい建築がすきです。

美しい建築がすきだけど、肩肘張っちゃあいけません(笑)




美しさのなかの「佇まい」



そんな家をお手伝いしたいな、と、、、

最近、思っております。



  


Posted by おかもと社長 at 00:01Comments(0)家づくり設計

2017年05月02日

野茂英雄の挑戦

ちょうど一年前の5月2日、Facebookに投稿したものです。




挑戦すれば、成功もあれば失敗もあります。

でも挑戦せずして成功はありません。

何度も言いますが挑戦しないことには始まらないのです。

-野茂英雄










野茂英雄は1968年生まれで、僕と同い年です。

1995年、突如、メジャーリーグに挑戦する、と発表。

野茂、このとき、26歳。




当時のマスコミは、こぞって野茂を酷評しました。

「通用するわけがない」

「球種が少ない、ストレートとフォークだけじゃないか」

「マイナーでも通用するかどうか分からないのに」

「だめだったと言って帰ってきても、野茂はもう日本では野球できない、かわいそうに」...etc




野茂は反論するようなコメントは一切出さず、

近鉄で億の年棒をとっていたにもかかわらず、

それを捨てて渡米しました。



一年目から野茂はメジャーで大活躍。

年末に野茂が日本に帰国した際、

マスコミは手のひらを返したように、

野茂を褒めちぎりました。



1995年は、阪神大震災、オウム事件など、

暗いニュースが続いた年で・・・

野茂のメジャーでの大活躍は、

'95年の唯一の明るいニュースだったのです。




寡黙で口数の少ない野茂は、

TVでもあまりしゃべらず、

とくに自慢話をすることもなく、

翌年、また淡々と渡米していきました。



翌1996年には、ノーヒットノーランを達成。





僕は今も・・・
壁にぶつかったら、
野茂英雄、をよく思い出します。

なにかに挑戦しようかどうしようか、躊躇するとき、
いつもこう思うのです。



「野茂選手のあのときの困難な挑戦に比べたら、
 俺の今やろうとしてる挑戦なんか、
 たかがしれてるわな 笑」、と。




勇気を与えてくれるスポーツ人であり、

僕のあこがれのひと、でもあります。




  


Posted by おかもと社長 at 12:04Comments(0)ひとりごと

2017年05月01日

玄関にまつわるお話

ふだん、なにげなく使う「玄関」という言葉。

この意味、ご存じですか??


意味ってなんだよ、
家の玄関のことだろ



という読者からのツッコミが聞こえてきそうですが(笑)



玄関(げん-かん)

1.建物の正面の入口。

2.玄妙な道に入る関門。
 禅学に入るいとぐち。
 転じて、禅寺の門。
 寺の書院の昇降口。



玄というのは、奥が深い悟りの境地。
関というのは、入口、という意味。



玄関っていうのは、仏教用語で。


玄関とは・・・
悟りの境地に入る神聖な入口。





禅宗のお寺さんなどでは、
玄関とは、今でもこの意味なのだそうで。




もともと玄関は「お寺の門」をさすものだったのですが。

これが武家屋敷にも取り入れられ、

そのうち、豪商の家などにも「玄関」がつくられるようになっていきました。


そう・・・つまり・・・

日本の住宅では、
明治初期のころまで、
庶民の家には「玄関」はなかったのです。




ほら、時代劇なんかで庶民の家の長屋なんかがあるでしょ?

あれには玄関なんかないんです、いきなり部屋(ただし土間)です。

農家の家もそうで、戸を開けたら部屋(土間)です。




明治期の夏目漱石の小説で、「ぼっちゃん」という作品がありますが。

このなかで、主人公のぼっちゃんの気性が好きな、おばあさん(キヨ)が登場します。

キヨは言うのです、

『ぼっちゃんは気持ちのまっすぐなひとだから、
 将来はきっと出世なさって玄関のある家にお住まいになるでしょう』


注)このセリフ、記憶をたどって書いてるので、一言一句正しいわけではりません(汗)
キヨはこういうセリフをぼっちゃんに、言っています。
(ニュアンスでご理解ください)


さて。
キヨが言っている意味、分かりますか??


そう、明治期までは、庶民の家には玄関はなく、

立身出世を果たしたお金持ちだけが「玄関のある家」に住んでいたので。



だからキヨは上記のように言ったのです。





玄関のある家は庶民の高値の花、だったのです。


大正から昭和にかけて。

庶民の家にも「玄関」つきが主流になっていきました。



(参考画像:リクシルさんより)



僕が思うに。

玄関というのは、日本の住宅の象徴であるように思っています。

なぜなら、
日本人は
「靴を脱いで」
家に入る文化を
持っているからです。



玄関があって、はじめて靴を脱ぐことができる。



寒冷地の長野では、エントランスクロークが人気。

靴だけでなく、パイプをかければアウター(上着)もかけられる。

小さなお子さんのいる家庭では、ベビーカーも収納できる。

雪が降る冬季には、雪かきのスコップやシャベルも収納できるし、

BBQなどのアウトドアがご趣味の方はそういうものもしまえる。


できれば、靴のまま入れる「土間」仕上げが便利。




よく考えたら、
このエントランスクローク(玄関脇の収納)って・・・
ヨコ文字になってるだけで、
なんのことはない、
昔の日本の庶民の住まいの
「土間」の名残なのかもしれません。





こちらの写真は、今から12年前、
空間工房の記念すべき一棟目のT邸。




T邸には土間があります。
土間でくつろぐT様。


土間のある家、って便利ですよ。


  


Posted by おかもと社長 at 14:06Comments(0)家づくり設計