2018年12月20日

空間には、色も含めて統一感を意識する。

今日の実施設計終盤の打合せ。
照明ライティングの話のあと、あらためて、キッチンボディのカラーの話に。

今回のお宅は、キッチンがアイランドタイプで、かつ、コンロ部分とシンク部分が別ボディになっているタイプなのです。
(コンロ部分が壁付けで、シンク部分がアイランド型)

空間には、色も含めて統一感を意識する。



アイランド型のシンク部分が、部屋のなかで大きな存在感があり、目立つわけです。
で・・・
施主がキッチンボディの色をまだ悩まれており。。。


床材は明るめのメイプルの予定ですが。
周囲の内装(室内の壁と天井)はオーソドックスなクロス仕上げの予定で。
実際にはまだ選定が終わってないけどダイニングテーブルと椅子が入ってきます(新規購入予定・色未定)。

アイランドキッチンの左手には大きなサッシが(その先はデッキになる予定)あるので・・・
そこにはカーテンがつきますが、ノーマルカーテンでなく、タテ型のバーチカルブラインドをおすすめしております(色未定)。


つまり。
図面はモノクロですが、実際に建てる建物のなかには「色」がいっぱい入ってくるわけです。
床、壁、天井、照明、キッチンボディ、ダイニングテーブル、椅子、、、そしてカーテン。

単体で「色」を考えても意味がありません。
トータルに考えていく必要が出てきます。


今回のお宅では照明器具そのものは、それほどエッジの効いたものでなくすっきりしたタイプ。


そのうえで・・・
キッチンボディの色にお悩み(白アイボリー系から別の色にするか?)、となって・・・
キッチンボディも大きな存在感ですが。
実際には大きなサッシにつくカーテンの色も、大きな存在感なわけです。


そこで。
ちなみにカーテンをバーチカルブラインドにしたらこういう感じのイメージになるのですが、という打合せになっていきました。


ということで、このように・・・

空間には、色も含めて統一感を意識する。


図面の上に、
照明プランボードを横にらみしながら、
iPadでキッチンカラーを確認しつつ、
床材サンプル実物を置いて、
カーテンのカタログサンプルが出てくる、、、


という光景になるわけです。





つまり。
家の中、というのは、実は立体的な空間が広がっており。
「色」がいっぱい存在しているわけです(当たり前ですが)。




建築屋は、床と壁と天井を仕上げるのが仕事かもしれないけど。
家というひとつの空間を造っているわけで、トータルに考えることを意識しています。





こういうのって、なかなかにおもしろい作業ですよ。
注文住宅の醍醐味、でもあります。






















それでは今日の一曲。

ディズニーランドのサックスフォー クリスマスver.
屋外でこれだけ離れて吹いて、ぴたっと合わせてこの音量。。。驚
さすがの腕前です!


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