2018年06月19日
関西地方で被害に遭われた方・・・なんと申し上げればよいのか・・・
地震。
これだけは・・・なんというか・・・
地震そのものは自然現象であって人間がコントロールできるものではないのですが・・・
報道でみなさん、ご承知の通り、9歳の女の子が痛ましいことに。
コンクリートブロックの擁壁がこんなに報道されることになろうとは・・・
テレビでは、何度も何度も繰り返し次のコメントが流れています。
『これは建築基準法違反ですね・・・人災ですよ、これは』
ん。そやな。。。ご説ごもっともです。
だから、高槻市もすぐに認めておられます。
基準法に適合していない建築物や構造物は、街の至るところにあります、じつは。
(こういうのを不適格建築物、などと呼びます)
少子高齢化、人口の都市部への集中、地方の限界集落化...etc
さまざまな要因によって「空き家」が社会問題になっています。
僕は中央官庁のお役人ではないし、政治家でもありません。
一介の「工務店のおやじ」でしかありません。
僕にできることは。
「依頼してくださった施主に満足してもらえる家」を、なんとかひいひい言いながら(笑)、つくるだけ、です。
その工務店のおやじ感覚でいえば。
高さ2m越したら「特殊工作物扱い」になって、構造計算やら断面図はじめ多くの設計図書やら、施工中写真の添付をして、お上の許可を得る・・・
こんなの、工務店経営者ならだれでも知ってます。
だから、僕ら工務店は、そもそも2m越さないように設計するし。
擁壁をつくるときは、ちょっとコストはかかるけど、建物と一体化させるか、独立擁壁ならRCコンクリート擁壁を提案します。
コンクリートブロックって、あんまり使わないです。
あ、ただ、コンクリートブロック業界の方の名誉のために申し上げますが・・・
コンクリートブロックが「危険」というわけじゃないんです。
正しい施工すれば、コンクリートブロックも(柄やデザインも豊富なので)けっして悪い材料じゃありません。
ただ・・・
コンクリートブロックそのものは比較的安価で便利ですが。
「正しい施工」をすると手間暇かかって、結局コストかかるんです。
だったらRC打とうか(もしくは建物外壁と一体化)、となるので。
あまり使わない、ということになるんですわ。
えーと。
僕も娘が2人います。
9歳の娘がコンクリートブロックの下敷きになって死んでしまって、、
しかもそのコンクリートブロックが基準不適合だった、と分かったら・・・
そりゃあ、黙ってられへんわな・・・
親御さんの気持ちを考えたら、ほんまに胸が痛いです。。。
ただなあ・・・だからというてメディアがここまで報道する意味あるんやろか??
もうすぐ施工業者が特定されて、また吊し上げにするんやろな・・・
でも、その施工業者は発注者である高槻市の言うとおりやっただけやで・・・
高槻市をかばうつもりはないですが。
元々、フェンスだったそうですね、あれは。
プールでしょ?
最近は「変なやつ」がおって、プールをのぞき見したり、撮影したりするヤツもおるから・・・
それで、フェンスをやめて後から「コンクリートブロックを積み増し」した経緯らしいじゃないですか。
これ、もしも・・・フェンスのままで・・・地震じゃなくて。
あのプールを撮影してる「変なやつ」が出てきて報道されたら・・・
テレビではきっとこういうコメントになるんだろうなあ。
『フェンスなんて丸見えじゃないですか!』
『コンクリートブロックなんかでちゃんと視線を遮るとかすべきですよね』
『学校や行政は子供たちの安全をどう考えてるんでしょうね』...etc
いや、つまり、僕はなにを言いたいのか、というと。
災害の教訓は生かせばいい。
痛ましくも残念ながら被害に遭った方は、被害者当事者と行政が話し合えばいい。
最近のメディアやニュースは。
「なんとかして犯人を捜そう」
「その犯人を懲らしめてやろう」
みたいな姿勢があまりにもつよすぎやしないか?
そんな風に僕には見えてしまって、その風潮が怖いのです。
阪神大震災で弟や親戚やらが被災しました。
地震の怖さは少しは知っているつもりです。
災害がもとで、なんらかの「人災」を生んでしまうのは・・・
悲しいことですが、やむを得ない側面はあるように思います。
だって、人は神様じゃない。
人に未来は予測できない。
犯人捜しして、糾弾して、スカッとしたところで。
得るものがあるようには思えません。
近いうち、外構工事の勉強会を企画しようと考えています。
僕には、それしかできません。
これだけは・・・なんというか・・・
地震そのものは自然現象であって人間がコントロールできるものではないのですが・・・
報道でみなさん、ご承知の通り、9歳の女の子が痛ましいことに。
コンクリートブロックの擁壁がこんなに報道されることになろうとは・・・
テレビでは、何度も何度も繰り返し次のコメントが流れています。
『これは建築基準法違反ですね・・・人災ですよ、これは』
ん。そやな。。。ご説ごもっともです。
だから、高槻市もすぐに認めておられます。
基準法に適合していない建築物や構造物は、街の至るところにあります、じつは。
(こういうのを不適格建築物、などと呼びます)
少子高齢化、人口の都市部への集中、地方の限界集落化...etc
さまざまな要因によって「空き家」が社会問題になっています。
僕は中央官庁のお役人ではないし、政治家でもありません。
一介の「工務店のおやじ」でしかありません。
僕にできることは。
「依頼してくださった施主に満足してもらえる家」を、なんとかひいひい言いながら(笑)、つくるだけ、です。
その工務店のおやじ感覚でいえば。
高さ2m越したら「特殊工作物扱い」になって、構造計算やら断面図はじめ多くの設計図書やら、施工中写真の添付をして、お上の許可を得る・・・
こんなの、工務店経営者ならだれでも知ってます。
だから、僕ら工務店は、そもそも2m越さないように設計するし。
擁壁をつくるときは、ちょっとコストはかかるけど、建物と一体化させるか、独立擁壁ならRCコンクリート擁壁を提案します。
コンクリートブロックって、あんまり使わないです。
あ、ただ、コンクリートブロック業界の方の名誉のために申し上げますが・・・
コンクリートブロックが「危険」というわけじゃないんです。
正しい施工すれば、コンクリートブロックも(柄やデザインも豊富なので)けっして悪い材料じゃありません。
ただ・・・
コンクリートブロックそのものは比較的安価で便利ですが。
「正しい施工」をすると手間暇かかって、結局コストかかるんです。
だったらRC打とうか(もしくは建物外壁と一体化)、となるので。
あまり使わない、ということになるんですわ。
えーと。
僕も娘が2人います。
9歳の娘がコンクリートブロックの下敷きになって死んでしまって、、
しかもそのコンクリートブロックが基準不適合だった、と分かったら・・・
そりゃあ、黙ってられへんわな・・・
親御さんの気持ちを考えたら、ほんまに胸が痛いです。。。
ただなあ・・・だからというてメディアがここまで報道する意味あるんやろか??
もうすぐ施工業者が特定されて、また吊し上げにするんやろな・・・
でも、その施工業者は発注者である高槻市の言うとおりやっただけやで・・・
高槻市をかばうつもりはないですが。
元々、フェンスだったそうですね、あれは。
プールでしょ?
最近は「変なやつ」がおって、プールをのぞき見したり、撮影したりするヤツもおるから・・・
それで、フェンスをやめて後から「コンクリートブロックを積み増し」した経緯らしいじゃないですか。
これ、もしも・・・フェンスのままで・・・地震じゃなくて。
あのプールを撮影してる「変なやつ」が出てきて報道されたら・・・
テレビではきっとこういうコメントになるんだろうなあ。
『フェンスなんて丸見えじゃないですか!』
『コンクリートブロックなんかでちゃんと視線を遮るとかすべきですよね』
『学校や行政は子供たちの安全をどう考えてるんでしょうね』...etc
いや、つまり、僕はなにを言いたいのか、というと。
災害の教訓は生かせばいい。
痛ましくも残念ながら被害に遭った方は、被害者当事者と行政が話し合えばいい。
最近のメディアやニュースは。
「なんとかして犯人を捜そう」
「その犯人を懲らしめてやろう」
みたいな姿勢があまりにもつよすぎやしないか?
そんな風に僕には見えてしまって、その風潮が怖いのです。
阪神大震災で弟や親戚やらが被災しました。
地震の怖さは少しは知っているつもりです。
災害がもとで、なんらかの「人災」を生んでしまうのは・・・
悲しいことですが、やむを得ない側面はあるように思います。
だって、人は神様じゃない。
人に未来は予測できない。
犯人捜しして、糾弾して、スカッとしたところで。
得るものがあるようには思えません。
近いうち、外構工事の勉強会を企画しようと考えています。
僕には、それしかできません。
Posted by おかもと社長 at 16:58
│建材・パーツ