2017年06月30日

ロングセラー商品のすごさ

ロングセラー商品って、ありますよね。

あるんです、確実に。

日本人ならだれでも知ってる、という商品。





たとえば。。。


カップヌードル(日清食品)


これ、食べたことないって人、まずいないのでは??


カップヌードルには、いろんな味が次々に発売されて。
ご当地カップヌードル、みたいな地域限定品も多くありますが。

僕はねえ、
なんだかんだ言いながら、
ふつうのやつかカレー味
をいつも買うてしまうんです。

ふつうのやつとカレー味が、
やっぱりうまいなって思うので。







これもロングセラー商品です。

お茶漬け海苔(永谷園)


まずね・・
パッケージが素晴らしい。

お茶漬けと歌舞伎は、あんまり関係ないような気もするが(笑)

しかし、永谷園のお茶漬けといえば、このパッケージ。


この歌舞伎のパッケージでないと、気持ちがわるいくらい。笑










ポッキー(江崎グリコ)


これは、商品名が秀逸。

なにかの本で読んだのだが。

最初は「チョコレートプリッツ」というネーミングだったらしい。


でも、これじゃあ長いね、インパクトないね、、、ということで・・・

ポキポキッと折れる感じの音でいこう、となり。
ポッキー、という名前にした、と。


(ほんまかどうかは知りませんが笑)




これね、この当時のスタッフに、
相当の遊び心がないと・・・
ポッキー、という商品名は選べない。




だって、ポッキー、だと、
なんのお菓子かわかりませんもん。笑


チョコレートプリッツ、ならなんとなく想像がつくけど。
あえて、ポッキー、にしたってのが、すごいなあ、と。








時代劇・水戸黄門


毎回毎回、
ストーリーがほぼいっしょ、
ってのが、すごすぎます(笑)



悪代官か悪い商人に、善良な庶民が痛めつけられて・・・

そこに助さん格さんが、いろいろ調べて・・・

危ない場面で風車の弥七が登場、

そして・・・

この印籠が目に入らぬか!



だーーーーん♪



はははぁぁーーーーー




毎回同じなのに、なぜロングセラーなのか??

このポイントは「ご当地ネタ」を織り込むところにあります。


黄門さま一行は、日本全国を旅します。

そこに「視聴者の住んでるところ」が現れる。

そのご当地ならではの文化や食材などが盛り込まれる。。


これが、ロングセラーとなっている重要要素、であります。
ここが・・・すごいんです。





必殺仕事人の場合は、仮面ライダーやウルトラマンと同様、
次々に「新しいキャラ」を登場させることでロングセラーとなりました。

それならわかる。



しかし。
水戸黄門は、俳優こそ変わっても、登場人物そのものは同じなんです。

なのに、ロングセラー。

これ、すごいすよ。









登場人物が同じなのに、ロングセラーといえば・・・

ルパン三世(原作モンキーパンチ)



このアニメは、じつに不思議なアニメです。

声優さんがお亡くなりになっても、
モノマネタレントが続行しながら続いている、、、

こんなアニメはルパンだけでしょう。



このロングセラーの最大のポイントは・・・

ルパン
次元
五右衛門
峰子
銭形警部

という5人のキャラクターが、
あまりにも強烈であり、
キャラがブレない、というところにあります。


五右衛門のみ、少々、初期のころ、キャラがブレた時期があるのですが、笑
ほぼ、キャラも固まりました。



この、ブレない、というのは、とても大事な要素で。


ブレたら、見ているひとが落ち着かないんですよ。










ロングセラーって、ほかにもいっぱいあって。

挙げだしたらキリがないから、ぱっと思いつくとこで、
この辺でやめますが。



今回は、食品、ドラマ、アニメをあげてみましたけれども。




いずれも、ロングセラー品には、ある共通点があるんです。


それは・・・




シンプル
分かりやすい
ブレない






あれこれ、ごちゃごちゃやらない。

マンネリの美学、というか(笑)



変えない、ってのが、すごいです。







しかし、、、、しかし、です。

これらのロングセラー商品も、
ほんとうは、
細部を微妙に変えてるんです。




たとえば、ポッキーは、
紙の箱に当初直入れだったけど、
ビニールで入れるようになる、とか。


水戸黄門だって、うっかり八兵衛のセリフまわしが、
時代に合わせてうまく変えてる、とか。
(ただし、由美かおるの入浴シーンは長くキープされていた笑)







要は、なにを言いたかったか、というと。


メッセージやコンセプトをしっかり持って、
根本の「軸足」は絶対に揺らさず。
でも。
意固地にならずにアレンジは躊躇なくやる。





これがロングセラーのコツであろう、と。





ロングセラー商品は、流行に惑わされたりしません。

地に足をつけてる、って気がします。



それが大事なことなのだろう、と思います。











  


Posted by おかもと社長 at 20:50Comments(0)ひとりごと

2017年06月29日

カラオケがうまいってのと、プロの歌手とは、全然違うんです(笑)

突然ですが。
カラオケの上手なひとって、いっぱいいますよね。笑
ええ、もう、そこらじゅうに履いて捨てるほど、います。笑



じゃあ、そのカラオケのうまい人が…
プロの歌手になれるか?

というと・・・
当然、これは別の話であります。
当たり前ですが。笑


カラオケがうまいって程度で。
即座にプロ歌手になれるわけがない。笑



そんなに甘いもんじゃないってことです。




やっぱり、プロの歌手ってすごいんですよ。
歌声で、聴衆の心を揺さぶるんですから。





超個人的見解では、僕はこの2人が別格です。
(オペラ歌手やミュージカル歌手を除く)


美空ひばり



ちあきなおみ





やっぱりね、違うんです、プロとアマは。







ただ、最近になって。

ネット(特にYouTubeか)で、

〜〜を歌ってみた

みたいな動画で一気に火がついてブレイク、、、
といったケースが出てきましたから、
プロとアマの境界線がやや曖昧になってきた、といった側面も…
ないではないかもしれませんが。。。



でも、これは僕は個人的には違うと思ってます。



アマでも実力があれば、
ネットのおかげで、
一気に多くのひとに発信することができるようになり、
それが音楽プロの目に止まり、
プロデビューしやすくなった…


つまり。
アマからプロへのルートが増えた、
ということにすぎない
のだろう、と。



何を言いたいのかというと。

アマ程度の実力では、プロにはなれない。

という当たり前のことを言いたいだけです。笑






過去に。。。あれ、何年前だったかなあ・・・

俺が言う通りに図面を書けばいい。
俺は建築に関してはあんたたちより勉強も研究もしてる。
俺があんたたちに教えてやるから、その通りに作ればいいんだ...etc



こういう言い方でうちに依頼をしようとしてくるお客様がいらっしゃいました。笑


ご職業は、建築とは無縁のお仕事をされていらっしゃる方でした。
たしかによく勉強しておられました。

素晴らしいと思います。笑



しかし。
それは「カラオケがうまい」にすぎないのです笑






自分がカラオケをしているにすぎない、ということが自覚できず。
プロ歌手気分に浸りきっている、というのが、、、
そのお客様の不幸、です。笑





ただね、こういう一面はあるんです。

僕ら建築のプロでも。
アマのお客様からの指摘に、はっとさせられる、ということが。


だって、住むのは施主(建築に関してはアマ)なわけですし。
アマの意見に本質が垣間見えることって、いくつも体験してきたし。
だから、アマ(建築には素人の施主)の意見も傾聴に値します。

ですんで・・・
言いたいことは腹に抱えず、全部言っていただいていいんです。



しかし。
プロである僕らは、それを受けて
「プロらしい提案」
「さすがですね」
そう言われるようにならねばなりません。


それが、プロというものです。






なにを言いたかったかというと。

プロ気分に浸りきって、
自分が見えなくなってしまっている、
そして、
異常なまでに住宅の「ある要素」のみを
必死なまでに知識を詰め込んでいる……
(断熱気密系の知識が主 苦笑)
(他社から聞いてきたことをウケウリで話す、も含む 笑)




それを滔々と僕らに講義しようとする……苦笑
断熱材を指定し、施工方法までおっしゃる……苦笑
(数年前、そういうお客様が来ましたね)



べつに悪いこととは言いませんが。笑



お客様、
それ、カラオケですよ。




  


Posted by おかもと社長 at 14:56Comments(0)ひとりごと映画・TV・お笑い

2017年06月28日

空間の重心

某大手ハウスメーカーさんのTVCMで。

『天井の高い家は気持ちいいわね』

というのがありますね。


全否定はしませんが・・・(苦笑)

ただ・・・全体のバランスもなにもなく・・・ただただ・・・
にゅーーんと天井高を高くするのも、どうなんだろう?、と思っております(笑)
(にゅーーん、という表現しか思いつかず、申し訳ない 笑)



一般的に、おさまりがきれい。

そう思われる天井高は2m40cm。





しかし、あえて、ホールやサニタリーなど、
あえて天井高を低く抑えることも、これまでよくやってきました。


たとえば玄関ホールは天井高2m20cmに低く抑えて。

で、居間に入ると吹き抜けで、一気に5m以上の天井高にする、といった手法です。

これは視覚的にも、居間に入ると、ものすごい解放感を生むんです。

また、一方で、2m20cmの天井高がなんとも心地よかったりするのですよ。






これまでの作品のなかで。

全体的に天井高を2m35cm、あえて5cm低くする、という作品もいくつかつくりました。

これはこれで、なかなかにいい空間になります。

たとえば・・・長野市K邸(空間工房の作品から)






若干低めの天井で、目線の重心を下げ、窓や奥行きを感じる。

これが「空間の重心」という意味です。



これね・・・言葉で説明してもうまく伝わらないんですよ。




大手メーカーさんの・・・
「天井高が高くて解放感があって広く感じますよ」
キャンペーン告知が、一般国民にほぼ浸透しているだけに(笑)

余計に「空間の重心」の説明が難しい(笑)





考えてみてください。

家のなかではほぼ「座っています」
つまり、目線が下に下がるのです。
日本の住宅は靴を脱ぎますから、
床に座ってもいいのです。



重心が下がる、とはそういうことなのですが・・・

これは、体感してみないと、どうにも伝わらない・・・







今日、「暮らしの工房」(新潟県上越市)さんが設計された住宅を拝見してきました。

天井高が2m10cmなんです。

みごとでした。なんとも言えない落ち着きなのですよ。





これは・・・体感しないとわからないでしょうね。




改めて、空間の重心、の大切さを思い知りました。

そうなんです、全体のバランスと統一感。

これが大事なんですよね。




テキトーに窓を開けてはいけない。
むやみやたらに照明器具をつけてはいけない。
心地よく過ごせるよう、考えなきゃダメ。





これが、空間の重心、ということだと思います。



これを提唱されているのが・・・
今、日本でもっとも有名な建築家のひとりといっていいでしょう、

伊礼智 氏。


伊礼さんの作品は、ネットや書籍等々でも多く発信されておられます。

お薦めの書籍です↓
「伊礼智の小さな家70のレシピ」




よろしければお手にとって読んでみてください。

けっこう、目からウロコ、ですよ。









  


Posted by おかもと社長 at 18:33Comments(0)家づくり設計

2017年06月15日

悟りの窓、迷いの窓

京都市北区「源光庵」の【悟りの窓、迷いの窓】です。




円形の窓が、悟りの窓。
四角い格子入りの窓が、迷いの窓。



悟りの窓は『禅と円通』の心を表わし、
円は大宇宙を表現する。

そして。
迷いの窓は『人間の生涯』を象徴し、
生老病死の四苦八苦を表わしている。



・・・と言われております。






よく、日常会話のなかで。

『あの人も、年をとって、すっかり丸くなったねえ』

こういう台詞、一度くらいは聞いたこと、あるでしょう?



そう、若く迷いがあるうちは、どうしても「角がある」(笑)

だから四角い、のです。

余計なもの(たとえば見栄やプライド、など笑)も、いっぱい残ってる。

だから、「格子」という装飾品がついているのです。

分かりますか?笑





人も、年を重ねてくると・・・
余計なものが取れてきて。
自然体になって「丸く(円く)」なる。


これが「悟りの窓」、ということです。






僕は、まだまだ・・・「迷いの窓」から景色を見てるなぁ(苦笑)


いつになったら「悟りの窓」からの景色を眺められるようになるんだろうか・・・


  


Posted by おかもと社長 at 11:53Comments(0)名建築・いい感じの建築紹介

2017年06月09日

吉村障子をごぞんじですか

先週より風邪をひきまして。

咳が止まらず、熱も出て、えらいこっちゃ、、でございました・・・

みなさまもお身体にはご自愛くださいませ。



さて。




今日は障子のおはなしです。

障子というと、日本建築を代表する建具。


最近は、住宅の洋風化が進み、障子を入れるお宅は減少傾向にあります。



障子は。
明かりを微妙に部屋に差し込み、
かつ、
ソトからの視線も遮る、


という優れものです。



障子と言いましても、そのスタイルはたくさんあるんですよ。





昔の家は、みんな障子でした。

カーテンっていうと、ハイカラだったわけですよ(笑)




しかしですな・・・




現代こそ、なにげに障子がハイカラなのでは!?、って思います(笑)




その魅力をああだこうだ言うても、しゃーないんですけどね(笑)




ええもんですよ、なかなかに。
(それしか表現のしようがない笑)←ボキャブラリーが貧困すぎ




こちらの写真は、建築家・吉村順三氏が愛した、

通称・吉村障子







どうです、この奇をてらわないシンプルな美しさ。

照明は北欧のルイスポールセンですが、不思議と違和感がない。




これは、じつに、奇跡であります。(おおげさか笑)



日本と北欧が見事に融合しておりまする!!




やっぱり、あれやな。


本物のええもんは、ええ、ってことなんやろうねえ・・・





  


Posted by おかもと社長 at 18:21Comments(0)建材・パーツ